8月17日(月)晴れ
6時起床。最近睡眠の質がよい気がする。酔って寝ただけの勘違いかもしれない。
今日から通常運行。とはいえ僕も妻もそこまで仕事が立て込んでないので、引き続き「ツイン・ピークス」を観る。
「The Return」と呼ばれる新シリーズは、正直なところ冗長で退屈。物語のテンポが極端に遅くなった上に、ツイン・ピークス(町)がほとんど出てこないので、つまらなく感じる。がんばって観続けるけれども。
仕事に進展があり、PCR検査を受けてフェスに参加する出張がなくなった。別の人間が行くことになり、代わりにそのひとが行く予定だった出張に行くことに。月末から11日ほどよその土地に滞在する。結局出張はある。期間も伸びている。
夕食は刺身定食。炊き立てご飯が消えていく。当然ツインピを観ながら。
夕食後、妻とウォーキング4キロ。
風呂に入り、1時に寝る。
8月18日(火)晴れ
8時起床。
朝食を食べながらツインピを観る。ようやく物語が動き出し、少しおもしろくなってきた。事務仕事を済ませてもう1話。さらに午後にもう1話。「合宿」は終わったものの、そこそこのペースで観ている。
ベルク郎さんのツイン・ピークスのZINEが届き、読む。ツインピ愛に溢れた内容。まさにいま読みたかったファンジンだった。最高。
夕食は妻の提案で餃子パーティー。100個作って60個くらい食べた。ひさしぶりにツインピでも美味しんぼでもなく、野球を観ながらの夕食。松田が1か月ぶりにホームランを打った。うれしい。試合には負けたけど、松田のホームランから勢いづいたのが見られてよかった。
夕食後、妻とウォーキング4キロ。
風呂に入り、12時半には寝る。
8月19日(水)晴れ
8時半起床。よく寝た。
当然ツインピを観る。8話が苦痛極まりなかった。アメリカでも初めて放送された際には物議を醸したらしいけど、苦痛極まりねえーというのではなく、内容面でしっかりと物議を醸したとのこと。国民性としてデヴィッド・リンチ慣れしている。
仕事は相変わらず穏やか。午後にも夕食時にもツインピを観る。
夕食後、妻とウォーキング5キロ。
風呂に入り、1時に寝る。
8月20日(木)晴れ
7時起床。1時間くらい起きてたけど二度寝して、10時半に起きた。よく寝た。
ツインピは折り返しを過ぎた。だんだんとThe Returnのペースに慣れてきた。あの8話に比べれば、どれもわかりやすい。
夜はツインピを休んで、ホークスの試合を見る。延長10回、2点差で勝っており、あと1アウトで勝ちが決まるというところで3点入れられ、しかも最後は暴投で逆転負け。すごい負け方だった。ツイッターでは「近年稀に見るひどい試合」みたいなことを言われていた。稀なところを見られてよかった。よくない。
今日は妻が歩かないというので、ひとりでひさしぶりにランニング4キロ、ウォーキング1キロ。
帰って風呂に入って上がったところ、軽く頭痛。熱中症とはいかないまでも、脱水症状気味なのかもしれない。
水分を多く摂り、あたま痛えーと思いながら11時過ぎに寝る。
8月21日(金)曇り
8時起床。朝食兼ツインピ。この生活も終わりが見えつつある。
夕方、運動がてら妻が図書館に本を返しに行くのに付き合う。曇っていたからか、夕方の残暑が厳しくない。そのまま流れで寿司屋で飲む。寿司を一切食べず、刺身とおつまみでいい具合になった。
帰って風呂に入って、上がって飲みながらツインピ。The Returnも残すところ4話となってしまった。ジェームズという無自覚ビッチの男性版みたいなやつが、ことあるごとに自作の「Just You」という曲を歌うのだけど、それを耳コピしてギターで弾いてみたら妻にウケた。ツイン・ピークスのオフ会で披露したら、みんな歌ってくれそう。
12時半に寝る。
8月22日(土)曇り
7時半起床。よく眠れなかった。
朝からツインピ。残り4話。今日一気に観てしまうか、それとも2話ずつ2日に分けて楽しむか。我々は前者を取った。
全18話中の15話から観る。当然15話ともなると、物語は佳境に向かっていく。15話を観た後少し仕事をして、落ち着くとすぐに16話を観た。16話! ツイン・ピークスThe Returnの16話は最高! この話のために前の15話があったと言っても過言ではない。しかしそこに至るまで15時間かかっている……。
ツイン・ピークスのオリジナル・シリーズは「ツイン・ピークスで起こった話」なのだけど、The Returnの方は「すべてがツイン・ピークスに繋がっていく話」だ。その違いを掴むまでは、ストレスの方が強かった。だってツイン・ピークスというタイトルなのにツイン・ピークスほとんど出てこないんだもの。16話は、物語がグッとツイン・ピークスに収斂していく。かなりエモい。
この勢いで17話を観て、となると当然最終話も気になるから観てしまうのだけど、最終話は、「ツイン・ピークス」がデヴィッド・リンチの作品だということを、あの「インランド・エンパイア」を撮ったリンチの作品だということを、はっきりと思い出させてくれた。終わり方がすごい。
10日強にも及ぶツイン・ピークスの旅が終わって、夏が終わった気持ちになった。YouTubeではフジロックの配信が流れている。フェスのあの、一瞬一瞬が確実に終わっていく刹那さを思い出させる。フェスを体験したことは一度もないのだけれど。
夕食の買い出しに出ると、外が少し涼しかった。昼間そんなに陽が照らなかったからだろうけど、夏の終わりを感じてしまった。
リンチ離れしたくない我々は、夜、「インランド・エンパイア」に挑むことにした。3時間意味不明が続く作品。「The Return」のトータル18時間に比べれば6分の1だ、平気平気。果たして、「考察」を読みながら観ても意味不明だった。逆になんでこういう作品撮る監督があの16話みたいなわかりやすい神回作れるんだよ。
心地よい疲れと一抹の淋しさを感じながら、1時に寝る。
8月23日(日)曇り
7時半起床。少し眠い。
朝食を簡単に済ませる。妻が昼から髪を切りに行くことになっていたので、その少し前にマックに行き、昼食。妻と別れ、近所のブックオフへ。
帰ってゴロゴロしたり仕事を捌いたりしていると、妻が髪を切り終え、かわいくなって帰ってきた。
夕食は前日に買っていた食材で麩チャンプルーを作る。無の味。
食後にウォーキング6キロ。飲み物と生ハムを買って帰り、風呂。
落ち着いたところで、今日は「マルホランド・ドライブ」を観る。難解なリンチ作品を観続けてきたので、「マルホランド・ドライブ」がめちゃくちゃわかりやすく感じる。
心地よい疲れを感じながら、1時に寝る。
初老