6月が終わって夏が始まった。

6月はひとつ大きなイベントを抱えていて、それが30日まであったので、イベントが終わるのと同時に夏が始まった気分。

この人生はもはや賞をもらうみたいな大きな評価を得られないということに気づき、それに慣れ、今では何か受賞したーいとすら思わなくなってしまったけど、そういう、賞という形で社会的に評価されなくても、自分(たち)だけが誇りに思えて、それだけで生きていけるものがあるということを、今回のイベントで痛感した。

そんな6月が終わって夏。8月からまた忙しくなるのを横目に見ながら過ごした暇な7月。一言で言うとダラけきってしまい、このままじゃいかんなあというのと、でもどうせ8月からまた忙しくなるんだし今くらいいいよねというのがないまぜになりながら、ストリートファイター6のワールドツアーをずっとやってた。俺よりちょっと弱いやつに会いに行きながらレベル上げていろんなひとをボコりに行くツアー。俺よりちょっと弱いやつをボコりながら、なんだかいま人生の短いスランプ期にいる感じがしていた。本を読んだほうがいいけど読む気にならないし、運動したほうがいいけどする気にならない。そう思いながら見るともなく見た立川談志師匠の動画が面白くて、談志にプチハマり。談志の本を読み始めた。このひと頭良すぎてかなり難しいところに行ってんな、というのが面白い。いろいろな知識があるのにそれでもなお常に考えながらしゃべっている。だから話がポンポン飛ぶ。談志師匠の話を聞いていると、知識は考えるための道具にすぎないと痛感する。

伸びてきた髪が鬱陶しくて、我慢できずに坊主にした。人生初坊主。美容師さんにガッとやってもらいながら、途中でもちろん侍のような髪型を経由してもらった。真ん中だけ剃ってるやつ。剃ってはないけど。坊主は本当に楽。2か月後にまたカットに行くんだけど、その2か月間、約60日、仮に髪を洗ったり乾かしたりする時間が平均で3分短くなるとして(切り立てのときは3分どころじゃなかったけど)、3分×60日=3時間も時間が生まれることになる。これに気づいた時には衝撃を受けた。坊主にするだけで寿命が3時間伸びるんだ……。でも坊主からどんどん髪が伸びると寿命が減る。

運動しなきゃなと思いながらも、もう異常な暑さが常になった夏に運動する気が起きなくて、でもふと5時半に目が覚めた日、6時半にランニングをしたら、なんかめちゃくちゃ気持ちがよくて、それ以来、早起きして運動するのにハマっている。理想は22時半就寝で5時半起き。理想通りに行かないので大体23時〜24時に就寝して5時半起き。1時間ダラダラして6時半過ぎにランニングと縄跳び。毎日「水かけじじいに水をめちゃくちゃかけられました」というくらい汗をかく。縄跳びは3年前に3か月くらいほぼ毎日やってて、またひさしぶりに再開した。相変わらず手首の動きがおかしいけどなおらない。まあのんびりやるか。寿命も3時間伸びたし。

そんな感じでヌルッとスランプを脱し、8月が始まった。クソ暑い夏もあと1か月我慢してりゃ涼しくなっていくんだし、まあ1~2か月くらいならいいかという気持ちになってきた。