2月24日(月)快晴

9時起床。早寝したはいいものの、夜中に目が覚めて結局4時まで眠れなかった。

現場仕事の手伝いが入り、昼に家を出る。またもバスを乗り継いで移動。最近移動が多く、そのうえ仕事なので疲れる。事務仕事のメールもバンバン来るのだけど、現場に入ったり出勤したりした後で、家でも仕事をする気になれない。しばらく実家に滞在することになるので、ダラっとできるうちはダラっとすることにする。

夜、Dawn Societyの日記の推敲と予約投稿。「1週間を振り返る時間がある」というのは、生活にとってよい影響をもたらしそうな感じがする。気のせいかもしれないけど。

風呂から上がってギターのマルチエフェクターで遊ぶ。最近の努力目標に、ジャズギターで使われるコードをパッと押さえられるようになりたいというのと、エフェクターを使いこなせるようになりたいというのがある。両方とも確実に上達を実感できるので、コツコツやっていきたい。

2月25日(火)曇りのち雨

6時半起床。天気があまりよくないのを理由に、ランニングなし。朝からデスクワークを片付ける。

日経平均が爆下げしており、資産がガンガン減っていく。見方を変えれば買い時なのだろうけど。株をやってるとメンタルが鍛えられる気がする。

昼から「雨の日だより」を作る。夕方豪雨。出来立ての「雨の日だより」をネットプリントにアップする。

事務仕事がほとんど片付き、明日は1日オフにすることに。プライムビデオで映画をたくさん観ようかなと思い、ウォッチリストにいろいろ入れる。ほんとに観るのか?

2月26日(水)曇りのち晴れ

6時半起床。曇り。ランニングする気になかなかなれない。

午前中は部屋の片付け。押し入れとかCDまわりとか。

午後、「雨の日だより」を作りながら映画を観る……ということができればと思っていたのだけど、ディスプレイに集中してしまって映画の方をきちんと見られないことがわかり、それでも問題なさそうなものをチョイス。『トオリ雨』という、学生映画祭で賞を取った作品を見る。台本がないらしく、「あー、台本がないとこういう感じになるよね」という雰囲気が伝わってきた。可もなく不可もなく。

夕方、仕事関係の催事が中止になるという連絡が相次ぐ。行政も絡むので、政府がそういう要請を出したら従わざるを得ない。中止はほぼ初めてのケースだ。現在請け負っている業務については直接の影響はそこまでないものの、一瞬にしてお通夜みたいなムードになってしまった。政治はよく機能していると思うのだけれども、気持ちが政治に勝つという場面は、これまでもううんざりするくらい見てきた。今回もうんざりする局面に来ている。

世間が自粛ムードになっても家の中からささやかな抵抗ができると気付き、「雨の日だより」号外を作ってアップする。不要不急の外出を控えられるよう、Twitterに貼り付けて投稿した。配慮。

夜、来週どこかでバンド練しようぜという連絡が来る。仕事上の道徳的に無理といって、苦笑しながら断る。

2月27日(木)曇り

7時半起床。ランニングせず。サボり気味だ。

ふと思い立って、明日の12時からの『ミッドサマー』を予約。天気が崩れるらしいけど、まあなんとかなるだろう。

ギターのエフェクター、マルチじゃなくて小さいやつをいじって遊ぶ。メルカリで買ったディレイ、おそらく故障品をつかまされたのだろうということが1年越しでわかってきた。無念。

今日も「雨の日だより」号外を作る。夕方Dawn Societyにアップ。その後、安倍首相が全国の小中高を来週から休校にするよう要請したというニュースを知る。この2日で事態がものすごく変わってきた。そして、インターネットが誰よりも早く、強い言葉で、うまい指摘ができた者が勝つ大喜利の様相を呈してきた。正しさと正しさは衝突することもあるのに、もはや政府の一挙手一投足だけは全て間違いということになっていて、この時を待っていたとばかりに自分の正しさで政権批判をするツイートを多く目にするようになってきた。ただの地獄だ。見る意味がないインターネットだ。

就寝前、アイナ・ジ・エンドさんの「死にたい夜にかぎって」をSpotifyで聴く。真夜中にぴったりの曲。ふと思い立ってTVerを見たところ、『死にたい夜にかぎって』のドラマが見られるようになっていた。ので観る。賀来賢人さんが爪さんに見える。似てないのに似て見える不思議。原作に愛やリスペクトのあるドラマでほんとうによかった。真夜中に電気を消してiPad miniの小さな画面で見るのが大正解だった。荒みかけてた心が少し潤う。

2月28日(金)曇りのち雨

7時半起床。ランニング3.5キロ。シャワーを浴びて朝食を食べて外に出る。映画を観に行くのだ。

『ミッドサマー』は思ったほど怖くなかった。グロい描写もあったけど、「オッ!」くらい。予告などで期待が高められすぎたのか、思っていたほどではなかった、というのが正直なところ。音がよくて、ドローンっぽい気持ちよさもあり、途中少しうとうとしてしまった。

映画の後、遅めの昼食を取り、まもなく閉店する店で安くなっているものを見るともなく見て、結局何も買わないという無意味な時間を過ごした。その後書店へ。せっかくなので本を数冊買って読もうかなと思うものの、それだったら積ん読をまず消化しろという心の声が聞こえて何も買わなかった。

喫茶店に行き、コーヒーを飲みながらiPad miniで日記を書く。持ってきた本を読む。『ご本、出しときますね?』という、小説家が登場するトーク番組を書籍化したもの。読みながら、村田沙耶香さんとこだまさんはもしかしたらとても気が合うのではないか、と思った。

雨が降っていたので、帰宅後「雨の日だより」をアップ。しょーもない回。ネットプリントのために外出してもらうのもなあという感じの世の中になってきたので、しょーもない回でちょうどよいのかもしれない。

2月29日(土)雨

6時半に起きたが、一度まばたきをすると8時半だった。

4年に一度の閏日は雨。「雨の日だより」のストックは全くなく、今日はほかにやることもあり、「雨の日だより」のデータを一応開いてはいたもののほとんど作業できなかった。1日中イラレを触って脳が非常に疲れた。作業をしながら、イエモンの再結成後の様子をまとめた映画『オトトキ』をながら見。もう少しちゃんと曲を聴きたかった。ふと思い立って、金井さんと僕のマリさんにTwitterのDMでオンライン飲み会を提案。返事を待つ。

夕方で仕事を終え、夕食、風呂。風呂で『ご本、出しときますね?』を読み終える。いい本だった。

ブクログに読書記録をつけているのだけど、今月は読んだ本が2冊という結果に。これには理由があって、今月はブクログに登録されてないzineなどを結構読んだから。そういうのも入れると8冊くらいは読んだのでは。

21時にサカナクションの2010年のライブ映像の配信が始まったので少し見る。アルバムを買ったけどピンと来なかった時期のやつで、3曲目で見るのをやめる。

金井さんから、3/6まで仕事が地獄という連絡が。僕のマリさんが「金麦冷やして待ってます」と返していて、いいなそのフレーズ、と思った。

日記がとりあえず1か月続いた。いいことも悪いこともとりあえず書き記しておくことが、一種のデトックスになっていることに気付く。それと同時に、少し飽きが来ていることにも気付きつつある。1年くらい淡々とやっていけるような根気強さ、そろそろ身についていてほしい。

3月1日(日)曇り

7時半起床。ランニングなし。

起き抜けに、積んだままになっていた「Telling Lies」というゲームを少しする。4人の人物の話を検索しながら、真実にたどり着くというもの。前作の「Her Story」が非常に面白く、とはいえ全編英語で日本語字幕もなかったので誤解したまま終えてしまい、「誤解してたけど面白かった」という複雑な体験をした。今回は日本語字幕があるので誤解しなさそう。メモを取りながらじっくり進める予定。

午後から仕事のため外出。ほんとは映画でも観に行こうかと思ったのだけど、心の底から観たいと思うものがなく断念、仕事をすることにした。

街に出ると街が死んでいた。もともとひとの多い街ではないけれども、週末でこれか、という感じに。

星乃珈琲店で仕事。睡魔と戦いながらメールを返し、デザイン作業。限界が来たので出る。書店に寄って本を買おうかと思うものの、結局買わず。読みたい本はいくつかあるのだけど、家で待っている数冊の本が頭をよぎって手が止まる。

夕方、酒を買い込んで帰宅。ハイボールを飲みながら、ナンバーガールのライブ配信を観る。ナンバーガールが本当に再結成していた。自分が大学生ではないのと同様に、画面の向こうのナンバーガールもあの頃のものとは少し違っていたけれど、芯は変わっていなかった。ナンバーガールが本当に再結成していた。「OMOIDE IN MY HEAD」でうるっときてしまう。

とうとう北九州にも新型コロナの感染者が出たというニュース。明日以降、仕事内容に大きな影響が出ることが予想される。時を同じくして、野田秀樹が劇場閉鎖に対して意見を表明というニュースを見た。最初に読んだとき違和感を覚えたが、どこに対しての違和感なのか掴めなかった。寝る前に再び読み返し、「全国の劇場に対して鼓舞するためのコメント」として読めば、100%同意はできないものの、まあわからんでもないという気持ちになった。しかし、演劇だけが特別な聖域にいるかのようなスタンスで書かれていておさまりが悪い。似たような違和感を抱いているひとをTwitterで散見し、演劇界隈の特殊性(と自分たちが思っているもの)に辟易してしまう。ここが自分の生業とする業界なのだという事実。もう直視したくない、無理、ギブ。寝る前に読むもんじゃなかったなと思うものの、いずれは直面しないといけなかった話なのでいつ読んでも同じで、仕方ないなと思って寝る。