4月にはいってすぐ、不安をかかえながら長野県のはじっこのちいさな山村から東京に、夫と子供と引越してきました。

村にいるときは情報を追っては、本当に東京に子を連れて行っていいのだろうか、でももし夫だけ東京に見送ってから夫になにかあったら、、、と怖くなり、不安になる日々でしたが、いざ思い切って東京入りしたら思っていたよりずっとのどかにみえる日常が繰り広げられていて、とまどいつつもリモートワークになった夫と、もう少しで一歳になる(!)子供と毎日すごしています。

団地の前の雑草が生えていたスペースを管理人さんの許可を得て開墾することにして、草を刈ったり耕したりしていたらとても気持ちが健全になった気がしました。

アルコールであちこち拭いていたのも数日、数回で、そのかわり太陽にあたったり土と戯れたりしています。

思っていたより村暮らしと離れた生活にならなそうで嬉しい。

そんな中、東京のスーパーにいったら品揃えの豊富さにたのしくなりました。

いろんな生活の人がいるからいろんな品物が売っている、東京。

(村にすんでいた時よく買い物にいくスーパーには牛肉が売っていなかった)

自粛、買い物は手短に!とテレビで言っていたのを思い出しつつ買い物して、使いやすくなりつつある団地のキッチンで作られたわりと美味しくできたレシピをあげます。

とってもざっくりなレシピなものもありますが。

毎日おうちにいて、かなりお料理しています。正直とてもたのしい。こんなにたのしいことが、さらに誰かの生活のプラスになるかもしれないなら、とてもよいな。

○半熟たまごとピーマンの和え麺○

すこしあまめのたまごとほろにがピーマン、ちょっと辛めにしたタレを混ぜるのが美味しい麺。

レシピは焼きそば麺を使っていますが、写真はそうめんを茹でて水でしめたものです。これからの季節、簡単にできる麺ごはん。

いくつか順番に炒めないといけないけど1つのフライパンで済みます。

1、すりごま、めんつゆ、自家製コチュジャン、油、酢を和えてタレを作る。

2、ざく切りの春キャベツ、千切りピーマンを別々にさっと炒める。しゃきしゃき感が残るくらいでよいです。

3、少量の油で麺をいためる。(中火で油をしいたフライパンに麺を置いて、数分おいてあたたまったら無水でもほぐせます。少しパリッとさせてもおいしいです)

4、麺、野菜を皿に盛り付けておく

5、たまごに砂糖、すこしの塩をいれ、多めの油をしいたフライパンで強火でさっと炒めて麺にのせる。タレをかけて完成。

タレをナンプラーにしても。

美味しいめんつゆをいただいたので久しぶりに使いました。便利ですね。

○春キャベツと筍の水餃子○

春キャベツは外葉をみじん切りして塩もみして少し置いてしぼり、

筍はアク抜きしたものをみじん切り、

鶏胸肉を微塵切りしたものとまぜて、たねをつくる。

皮は、強力粉、塩、水を捏ねて、少し寝かせて。

包んで、沸騰したお湯に油をたらしてから茹でて、浮いてきて2分たったら茹で上がりです。ザルでお湯は流して器に盛ります。

お湯は一緒に盛りません。油をいれたお茹でゆでたので案外器のなかでくっつかない。

○鮭の焼き漬け○

醤油2、みりん1、酒1、砂糖1の配合をいちど煮たてたタレに、焼いた鮭をどぼんと漬けこみ冷まします。冷蔵庫で5日くらいは持つし、そのままでおかずにも、ほぐしてまぜごはんにも、おにぎりの具材にも、おいしいです。

写真のは漬けだれをいれて炊いたひじきの炊き込みご飯に長芋と混ぜ込みました。

○塩豚○

メジャーですが、とっても便利な塩漬け肉。

うちは冷蔵庫でかるく1ヶ月は使いつつ眠らせています。

村暮らしのときに買い物の回数を減らすべく漬けていましたが、今みたいなときも便利ですね!

塊の豚肉(バラが使いやすいかも)300gくらいに対して大さじ1〜2くらい、を擦り込んでキッチンペーパーでつつんで冷蔵保存。

最初の数日は水分がでるのでたまにキッチンペーパーをかえてあげます。

使うたびに切った断面に塩をしてあげて。

炒め物にも、スープにも、どかんと薫製してなんちゃってベーコンにするのもたのしい便利です(さらに日持ちします)。

こまめに買い物行かずとも、便利なたべもの。

写真のは生姜や長ネギと水から1時間ほど弱火で茹でて、粗熱がとれてから薄めに切って、この日はパクチーと揚げネギを乗せてコチュジャンや味噌をつけて食べました。

限られた生活でもキッチンさえあれば、山村でも、東京にいてもお料理、食べ物や野菜植物はどこでもドラマチックなんだなと思いました。

キッチンからざっくりレシピのおすそわけです。