柴犬とファミチキ

5月の続き

同居人がイワナを釣ってきた。フライパンのヤスリがけをした。

フライパンを焼き直して、油返しをして完成。つるつるに蘇ったフライパンを眺めていると、ネットで沸き起こる鉄フライパン論争の嫌なことも忘れて、にやにやしてしまう。

メルカリで買った数百円の文庫本が、中央区からシャネルの袋に入って送られてきた。

私は誰とも分かり合えない人間なのだということを思い出すと、妙にほっとした。

レニ・リーフェンシュタールのドキュメンタリー『レニ』を観る。

夜散歩に行く。車がたくさん走っていると安心する。

西洋哲学の本を読んでいて「神」が出てくると、それだけでわけが分からなくなってしまう。お寺に行って大仏を観ると心にすっと入ってくるし、「空」とか「無」とかいう感覚もなんとなく分かるのに、不思議だなあと思う。

川を散歩。草むらの中をどんどん突き進んでいったら、自分より背の高い草に囲まれて身動きがとれなくなってしまった。草に囲まれるだけでこんなにも無力感を味わうとは。

市役所から市民農園の当落の手紙が届く。どきどきしながら開封する。補欠だった。

6月

『スマホ脳』読む。さっそくスマホとiPadを別室に移す…。

夜中に眠れなくて同居人と「ザ・ゲーム」というカードゲームをした。はじめてカードがなくなった状態でクリアできた。

原宿に行く。原宿のかわいい三角の駅舎は、ピカピカの四角いビルになっていた。ギラギラした建物が増え、いつの間にか何かがIKEAになったりGUになったりしている。新宿まで歩く。マニキュアを買う。帰ってさっそく塗ると、同居人に「いいうんこ色だね」と言われた。

度付きのサングラスを作った。これはいいものだ。